初心者が挫折しない為の音楽理論

2020年4月30日 02:02 カテゴリー: 音楽

よく理論書を読んでいると、初めから詳しく説明しすぎていて、何も知らない人は何も理解できないだろ!っていうものが多々あります。教えてくれる人がいれば話は別ですが、 そもそもそんな理論書や、こんなサイトを見ている時点で教えてくれる人なんかいないわけじゃないですか。一人で勉強しようと奮起した人に対して専門用語バリバリつかって、初めから詳しく言葉だけで伝えた挙句、5線譜で勉強した方が覚えが早いだの言ったところで、僕みたいに世界トップ50億に入るくらい頭がいい人ばかりではないので、結果理解できないままやめてしまうんですよ。そんな理論書に疑問を持った僕は、ぎりぎりまで絞った内容で、且自由に作曲できるような講座を作ろうとおもったのです。

分からない事があったらTwitterで聞いてください!僕のわかる範囲で回答します!逆に質問はありがたいです。文章読み返しても分かりづらいとおもいますし、わかるように書き換えられるので、お気軽にどうぞ。

概要

今回は「これから作曲を始める人が挫折しないために余計な事は一切説明せず、音楽理論をものすごく簡単に解説する」記事です。それぞれ詳しく解説する記事も書いていくので、もう少ししっかり学びたい方はそちらもご覧ください。

そして、この記事を読んだら一曲音楽を作ってみてください。もちろんピアノだけの1トラックでも大丈夫です。作曲は理論を学ぶことも大事ですが、練習もとても大事です。DTMのやり方がわからない方は下記記事も参考にしてください。

ちなみにこの講座のサンプルで出来上がったものにドラムトラックを足して、ピアノ音源をシンセにするとこんな感じになります。

音符だけならこのくらいの曲が作れるようになります。

音楽の作り方

音楽の作り方は人それぞれです。メロディーを重視する方はメロディーからつくったり、リズムを重視する方はリズムから作ったり、又は歌詞から作る方もいるでしょう。一番難易度が高いのは歌詞から作るやり方だと思います。歌詞の持つ雰囲気を100%作曲で伝えられる自信あります?これ凄く難しいんですよ。僕はインストの曲しか作らないですが、頭の中でイメージや風景を固めてから作曲をはじめます。ですが、完全にイメージ通りの曲になるかというとそうでもありません。完全に一致するのは数曲に一回位ですね。

ちなみに僕はハーモニーを重視するので、コード進行からつくります。

この講座はコード進行から作曲がしやすい様になっているような気がします。初めの内はなんでもいいのでとりあえず初めて見てください。慣れてきたら各自一番重視するものを先に作り始めればいいと思います。っていうか、だんだん出来るようになってきます。

音の名前

音には12個の名前がついています。この12個の音をひと塊にして「オクターブ」と呼びます。

この12個の名前ですが、おそらく慣れ親しんだであろう「ドレミファソラシド」は捨てましょう。その代わりにA~Gのアルファベットで呼びます。ドレミファソラシドの順にそのまま当てはめると「CDEFGABC」となります。※図1参照

図1 音名

ほとんどの楽譜や参考書でこのアルファベットの方式が使われているので、絶対にこれで覚えた方がいいです。そして一応書いてありますが、黒鍵(ピアノの黒い鍵盤の部分)の部分は覚えなくていいです。この理論の解説では使いません。

度数

度数とは基準(ルートと呼ぶ)となる音からの高い音の方向の距離の事です。黒鍵は無視して単純に白鍵の数で数えましょう。

ルートを「1度」と数えて高い音の方向に「2度」「3度」・・・と数えていきます。「7度」まで行ったらその次はまたルートなので「1度」に戻ります。

例えば

ルート=C

の場合高い方に

D=2度 E=3度 F=4度 G=5度 A=6度 B=7度

となります。また低い音もこのまま当てはめます。(図2参照)

2、 度数

スケール

スケールとは「使っていい音」の事です。このスケール通りに音を使えば汚い音になりにくい非常に便利なものですね。今回の記事で教えるスケールはたった一つだけ、「Cメジャースケール」です。っていうか、これさえ知っていればかなりの曲が作れますし、ほとんどのスケールはこの「メジャースケール」の応用でできています。では「Cメジャースケール」とはどんなものなのか、一言で説明しましょう。

Cメジャースケール=白鍵

どうでしょう。分かりやすくないですか?もう一歩踏み込んでみましょう。

Cメジャースケール=Cを基準とした白鍵

つまり、白鍵は自由に使ってください。その代わり黒鍵は使わないでね!っていうことですね。オクターブはどんなに上がっても下がっても問題ありません。

スケールについてもっと詳しく知りたい方や、もっと難しい音楽理論を学びたい方は下記記事をご覧ください。スケールの基本を、もっと詳しく説明します。

コード

コードとは和音を和音を感じさせるものです。初心者の皆さんは、ルートに3度づつ3つ音を重ねていくコードをまず覚えましょう。この、1度(ルート)+3度+5度の和音をトライアドといいます。

ルート+3度+5度=コード

図3 コードの作り方1

図3ではC、G、Amというコードの中身が紹介されています。

ん?Amの「m」ってなんだ?って思います?とりあえず聞いてみましょう。

C

G

Am

分かりました?Amだけ暗い雰囲気の音になりました。わからない方はもう一度聞き比べてみてください。

メジャーコードとマイナーコード

コード進行の重要ポイントです。コードが何によって明るくなったり暗くなったりするのか。それはルートと3度の音の距離に秘密があります。明るいコードに比べて暗いコードは3度の音の位置がルートに半音近いんです。いいかえると、3度の位置が黒鍵も併せて5番目の音になると明るい音(メジャーコード)、4番目の音になると暗い音(マイナーコード)なります。(図4参照)表記の仕方は

メジャー:M

マイナー:m

普段コードを表す場合メジャーコードのMは省略します。

図4 メジャーとマイナー

Cメジャースケールにおいて今使えるコード全部書き出してみる

とりあえずここまでで使えるコードを全て書き出してみるとこんな感じになります。

C(C、E、G)

Dm(D、F、A)

Em(E、G、B)

F(F、A、C)

G(G、B、D)

Am(A、C、E)

以上です。Bは?って思ったでしょ?

BはBm-5(ビーマイナーフラットファイブ)とうコードになり、特殊な使い方をします。なので、今はそっとしておきましょう。ただ、使えるようになればジャズっぽい雰囲気が出せたりします。今後の記事で解説していくのでお楽しみに。

各コードの特性

各コードにはトニック(Tonic)、サブドミナント(SubDominant)、ドミナント(Dominant)という三種類の特性があります。基本的にコード進行はTonic→SubDominant→Dominantと進行します。ただ、本当に基本的にというだけで、結構逆行したりします。それでは各コードの特性を見てみましょう。

T=Tonic SD=SubDominant D=Dominant

C→T Dm→SD、D Em=D、T F=SD G=D Am=T、SD Bm-5=SD、D

コード進行の種類

コード進行には何度上や下に行くかによって名前がついています。

Diatonic Dominant Motion

これかなり大事です!4度上に進行する方法。今はまだFからはダイアトニックドミナントモーションできません。それは、P4へ進行しなければならないからです。

P4のPはパーフェクトの事で、間に一つ半音を挟んだ4度がP4になります。つまり、半音数で言うとルートを1として6個めの音がP4になります。FのP4はB♭なので、今は非対応です。

例:Dm→G→C

かなりスムーズというか、コードが変わった瞬間に「待ってました!」っていう感じになりませんか?

これがDDM(Diatonic Dominant Motionの略)の力です。

Scale Tone Motion

Scale Tone Motionは隣へ移動する進行の事です。上でも下でもOKです。

例1:F→G→Am→C(Scale Tone Motionではない)

最後のCはScale Tone Motionではないですが、これ僕が凄く好きで実際にDeepLakeという曲で使った進行です。この曲はリメイクしてアップする予定です。

例2:F→Em→Dm→C

なんの思い入れも無い進行ですが、例1が上にScale Tone Motionをしていたのに対してこれは下にScale Tone Motionをしています。

コードを持続する小説数

今までの例では分かりやすい様に一小節づつ変化していましたが、コードを変化させるタイミングを変える事でちょっと違う面白い聞き味になります。

例()の数字は小説数

F(1)→Em(0.5)→Am(0.5)→Dm(0.5)→G(1)→C(0.5)

どうでしょう?少し面白くなったでしょ?

ベースを作ってリズムを作ってコードを転回する。

僕、ベースって必要だと思います。別にベースの音色を作るとかそんな話じゃないんです。一番低い音にコード進行のルートの音を鳴らすだけ。超簡単

まずはベースを作る

さっきのコード進行にベースを足してみます。

F→Em→Am→Dm→G→C

ベースにリズムを加える

さらにリズムを作ってみます

コードを転回する

コードを転回するとはどう意味かというと、

「全体を通して1オクターブ以内に収まるように移動する」

という意味です。

人は案外ベースが無くても響きで頭の中で理解できるのですが、ベースがあった方が分かりやすいので、先にベースをつくってみました。

また、例ではC~Bの間に転回していますが、転回する場所はどこでもよく、上にも下にもできます。

そして、必ず1オクターブ以内に収めるために転回しなくても大丈夫です。実際僕も、コード進行を作っていると、この音はここに欲しいなぁ・・・なんて事が多々あります。そういう場合はガンガンはずしちゃったりします。

音にするとこんな感じ。転回する前と比べるとちょっと落ち着くし聞きやすいでしょ?

コードにもリズムを付ける

コードにもリズムを付けていきます。

ベースに合わせると簡単にそれっぽくなりますが、出来れば別々の方がいいです。

今はやりのFutureBass風w初心者用の講座でやりすぎじゃね?って思います?でもそれほどリズムが大事なんです。実は僕の課題でもありますしね。

メロディーを作る

いよいよメロディーを作っていきます。

メロディーにもいい作り方があります。

メロディーの作り方、3原則!

1、コードトーンに解決すべし。

コードトーンはその時になっているコードのルート、3度、5度の音の事です。つまり、それ以外の音を使ったら、最終的にコードトーンに帰ってきてくださいね!ってことですね。

解決方法は以下の通り。(例はGに解決する場合)

例1 F→G (下から上に解決)

例2 A→G (上から下に解決)

例3 F→A→G (一回通り越してから解決)

等など。解決しない方法もありますが、耳が慣れるまでは出来るだけこの方法でやっていった方がいいです。というのも、解決しないとメロディーのコーラスっぽくなってしまうことがあります。それを避けるためにも初めの内は解決をした方がいいですね。

また、コードトーンが多くなると、安定感が増す代わりに幼稚になり、コードトーンを外すほどカッコよくなる代わりに不安定になります。作ったメロディーを聴きながら作り直すといいでしょう。

2、出来るだけシンプルにすべし

メロディーは出来るだけシンプルな方がいいです。歌ものなら特に同音連打はかなり使えます。同音連打とは同じ音を繰り返し使うことですね。ラップじゃなくても使えますよ。例えばRihannaのThis Is What You Came Forという曲の出だしの部分。例えばLinkinparkのFaintという曲のサビの部分。その他多くの曲に同音連打が使われています。また、同音連打のまま次のコードに行って、そこで解決する方法もあります。結構幅が広がってくるでしょ?

3、5度近辺の音を使うべし

ルート付近でメロディーを作っちゃうとかなり古臭いというか、ダサくなります。ルートより3度、3度より5度とカッコよくなっていくのでお試しあれ。

実戦!

以上の事を踏まえてさっきのコードにメロディを作っていきます。

・・・作りました!

どうですか?一気に音楽っぽくなったでしょ?とりあえずこの講座はこんな感じです。

あとがき

冒頭でも書きましたが、上記のメロディを作った音符をシンセにコピーして、ドラムトラックを作るとこんな感じになります。あとマキシマイザーとリバーブをちょいちょいっとイジル。

そしてそれが冒頭の曲になります。ちゃんと音楽になったでしょ?

質問があったら受け付けるので、お気軽にTwitterまでどうぞ!ダイレクトメールでもいいですし、リプライもらってもいいです。わからない所は絶対にわからないままにしないようにしてください。そうすればちょっとづつ出来るようになっていくので。

たまろぐTwitter

そして自分の物に出来るまでしっかりと練習しましょう。作曲も練習が大事です。何も考えなくても自然に出てくるところまで行ければ最高です。

そして初心者を脱出できたらSoundFreakに入ってもらえると嬉しいです!

ではまた。